24時間ホルター心電図24時間ホルター心電図とは、小型の心拍を記録する装置を24時間身につけて、日常生活中の長時間の心電図を記録し解析する検査です。
通常の横になって測定する心電図検査は数十秒と短時間ですが、不整脈は出たり出なかったりするため、実生活の中で長時間の心電図を記録し続けるこの検査が欠かせません。

24時間ホルター心電図検査では長時間心電図を記録することにより、一過性の異常や、日常生活で行う動作中に起きる心拍の異常を検出することができます。

検査中に動悸や胸痛などの自覚症状が出た場合は、「行動記録カード」に記入していただき、それを記録した波形と比較することで、症状と不整脈や虚血性心疾患(狭心症)の関連を調べたりもできます。

 

このような方に対して行う検査です

・胸の痛みや動悸が起きたが、病院で心電図をとると異常が無かった
・健康診断の心電図検査で要精査と言われた
・脈の乱れ・胸の痛み・動悸等の自覚症状がある

ホルター心電図(24時間心電図)を実施する意味

下記の心疾患の診断において、ホルター心電図(24時間心電図)が有用です。

不整脈の有無を診断する

◎短時間の心電図検査では検出が難しい、一過性や間欠性の不整脈
◎労作時、排便時など、日常生活の動作中に発生する不整脈

不整脈が出る状況を分析する

検査中に動悸、息切れ、めまい、失神、痙攣、胸痛などの自覚症状が出た場合には、心電図と照らし合わせて症状が不整脈によるものかどうかを診断します。
不整脈によるものであれば、その種類、頻度、開始、終了、持続などの出現状況を分析します。

虚血性心疾患(狭心症)の有無を診断する

労作性狭心症、不安定狭心症、異型狭心症などの診断ができます。
起床時に発生する狭心症などがわかります。

そのほか、
・薬剤使用の前後に検査し、効果の有無を判定
・人工ペースメーカー植え込みの適応の判定
・人工ペースメーカー機能の評価
・心筋梗塞や手術後のリハビリテーションの指導・予後の判定
などに用いられます。

検査の流れ

1
医師が診察し、必要と判断した場合に検査を受けていただきます。患者様のご都合に合わせて後日検査日を設定することも可能です。
2 ホルター心電図を装着していただきます。説明も含め15分程度です。
3 検査機器を装着し、24時間普段どおりにお過ごしいただきます。
4 翌日、再度ご来院いただき、機器の取り外しを行います。
5 後日、診察時に検査結果をお伝えいたします。

よくあるご質問(24時間ホルター心電図)

Q 入浴や運動はできますか?

A 当院でお貸しする機種は入浴が可能です。
また、散歩等の軽い運動はしていただいて構いません。ただし、激しい運動などで汗をかくと電極が外れる可能性があるためお控えください。

Q 検査機器は目立ちますか?

24時間ホルター心電図 装着A 洋服で隠れる程度の大きさです。
実際の装着の様子は右図になります。