循環器内科で行う心エコー検査、頸動脈エコー検査についてご説明いたします。

超音波(エコー)検査とは

超音波検査(エコー検査)とは、超音波を対象物に当てて、その反射を映像化することで対象物の内部の状態を調査することのできる画像検査法の一つです。

超音波とは音の一種であり、通常、耳で聞こえる音(可聴音)より高い周波数の音のことをいいます。
音の高さは周波数で表され、可聴音の周波数は20ヘルツ(Hz)~20キロヘルツ(kHz)、超音波に用いる超音波の周波数はそれよりずっと高い1~30メガヘルツ(MHz)程度です。
非常に強い超音波は物質を破壊したり大きな熱を発生したりしますが、診断に用いる強さの超音波では生体に害がないとされています。

診断には全て超音波の反射を使用するので、超音波エコー法あるいは単にエコー法とも呼ばれます。
放射線を使用するレントゲン装置、X線CT装置、核医学診断装置と比較して被曝がないため、どなたでも安心してお受けていただける検査です。

 

1)心エコー

心エコー主に、以下二つの診断を目的としています。

1.心臓の形の異常を発見する形態的診断
2.心臓の働きを見る機能的診断

特に、心臓は常に拍動していますが、その動いている状態をそのまま観察できるとても有用な検査です。 心室や心房の大きさや壁の厚さ、壁の動き、弁の形態や動きなどがわかり、心臓の基本的機能を判断することができます。

2)頸動脈エコー

頸動脈エコー

頸動脈に対して行う超音波検査のことで、主に動脈硬化の状態を見ることができ、簡便で視覚的に動脈硬化の診断が出来る検査です。

また、全身の動脈硬化の程度を表す指標を評価できるだけでなく、脳血管疾患に対する評価にも用いられます。