百日咳とは

百日せき菌と呼ばれる細菌がのどなどについておこる感染力のたいへん強いVPDです。日本で年間1万人くらいかかっていると推定されます。
多くの場合、家族や周囲の人から感染します。大人でも学校や職場で集団感染することもありますが、大人は苦しくても死亡することはありません。問題は、赤ちゃんをはじめ家族にうつすことです。母親からもらう免疫力が弱いために新生児でもかかることがあり、6か月以下とくに3か月以下の乳児が感染すると重症化します。

最初は鼻水と軽いせきが出て、かぜのような症状を示します。スタッカートのようにコンコンコンコンという短いせきが長く続いてでてくるようになると、有効な抗菌薬でも病状を止めることはできません。そのうちにそのせきの続く時間が長くなって、10秒以上続きます。そうなるとたいへん苦しく、顔が真っ赤になります。せきが続くために息ができません。10秒以上続いたところで、やっと苦しそうに息を吸い込みます。