循環器内科は、心臓と血管(動脈と静脈)の疾患を専門に診療する内科です。

わかっていてもできないダイエット ―ダイエットを始めるにあたって―連載第二回目

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 ダイエットを始めようとしても続かない、あるいは頭でわかっていても始められない。つまりダイエットを始めることは「火をつける」ことだ、その火がつかないから失敗してしまう、という表現で前回お話ししました。

ダイエットに苦手感を抱く方はまず、毎日続いている生活習慣を思い描いてください。歯を磨くこと、顔を洗うこと、会社に行くこと…etc。それらの習慣は何故続いているのでしょうか。それは色んな理由があると思いますが、具体的な理由如何(いかん)に加えて、自分の中で「しなければいけないもの」に位置付けていませんでしょうか?つまり毎日続けられている習慣は、自分の中で「これは毎日続けなければいけないもの」の中に分類していることになります。

 ダイエットをやろうと思ったら、その毎日続けている習慣と同レベルのものに自分で格上げしないといけません。これが「火をつける」一つのやり方になります。本当にやろうと思ったら、歯を磨くのと同レベルの習慣に自分で「位置づける」のです。こうできた人は既にダイエットが成功したに等しいです。ダイエットに限らず、人生におけるどんなことに挑戦しても継続でき、果ては色んな成功を手にすることさえ夢ではありません。

 これが難しい人にとってはなかなか先行きも難しい。つまりダイエットをしなければならない理由はわかっていても実行や継続ができない。「頭ではわかっていてもできない」わけです。
 
 それでは何故難しいのか?人間は大抵自分の行動には理由づけをします。ただし、必要だという動機を作ることもできますが、やらなくていい理由もみつけてしまうのです。ここで「やらなくていいじゃん」さんという悪魔が登場します。

 「やらなくていいじゃん」さんは、自分がやろうとしている課題に対して、少し困難さがあるとそこから逃げたいがために、「やらなくていいじゃん」と耳元でささやきます。「ダイエットしなくても別にいいじゃん」「そこまでしなくてもいいじゃん」「一日ぐらいやらなくてもいいじゃん」、色んな形で登場します。さらに、ダイエットを優先順位の低い位置としてしまう、仕事が忙しいから、体が疲れているからなどの理由をつけ、「今やらなくてもいいかも」と優先順位の格下げも行ってしまいます。

 これはダイエットをやる上で大敵になるのはお分かりであると思います。「しなくていいじゃん」は悪魔のささやきです。これがあると何も達成できなくなってしまいます。

 ですので本当に火をつけようと思ったら、やる動機(理由づけ)+やらなければいけないものへの格上げ、という二つの要素が必要になるのです。理由づけだけでは、やらない理由も見つけてしまうので、本来継続的に可能であるものなのに、妨害を受けることになります。つまり「やらなくていいじゃん」さんの登場を許さず追い出す必要があります。

 ところで、ダイエットの動機づけには「やらなくていいじゃん」さんの他に、まだまだ色んな要素があります。
 実はダイエットがつらい、と思うこと、あるいは思えてしまうこと、これも一つの阻害要因になります。つらいことは誰でもしたくなくなります。何故敢えてつらいことをしなければならないのか。これに対しても動機づけをしていかないとうまくいきません。

 誤解されていると思うのが、ダイエットを続けられている人、これは辛いこと、苦行が好きな人ではありません。実はダイエットをすることで喜びを感じているので、継続ができているのです。次回はこれについて解説していきたいと思います。

循環器内科 手塚大介


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